第三回岩津ゼミ

お知らせです。

11月1日から第三回岩津ゼミが開催されます。

岩津ゼミURLhttp://home1.catvmics.ne.jp/~uno-vet/wan.html

安藤はり灸院から今回も一講座設けさせていただきました。

今回は治療院にて

「東洋医学で病気にならない体づくり」ということで、家庭でできるツボ療法を中心に行っていきたいと思います。

今回は定員が10名となっていますので、お早めに申し込みください。

受付開始は10月17日(土)からになります。

よろしくお願いします。

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ご無沙汰をしてしまいました。

久しぶりの更新となってしまいました。

今日はまず最近の患者さんの傾向をお話しようかと思います。

ここ1、2ヶ月ほど消化器系の弱っている方が多いんです。特に胃が弱っている方が多いです。

季節柄、冷たいものをとる機会が増え、クーラーで冷えた部屋に長時間いるというのもありますが、本人は自覚してないところに胃の不調が現れています。

口内炎、むくみ、喉の渇きなどは、自分の自覚できることですが、これらの症状は胃の調子と関係が深いです。胃に熱があると、口内炎や喉の渇きがでます。この場合消化機能は亢進して食べてもすぐお腹がすくなどといった状態になったりします。あとは口臭も胃の熱と関係が深いです。

逆に胃が冷えた場合は、唾液が多くなり、胃痛をひきおこしたり、消化機能は衰え、いつまでも胃に食べたものが残っているような感じがしたりします。

むくみは胃の機能が衰えた時に症状が悪化しやすいです。

こんなところに注意して、自分の胃の具合を確認してみてください。

胃の不調は、いずれ夏バテという形で現れますので、今現在胃の調子を崩されている方は、まず冷たいもののとり過ぎと、暴飲暴食をなくしてくださいね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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この季節の健康管理

ここのところ寒い日、暖かい日が入り混じり、日中は暖かいかなと思いきや、夜はまだまだ冷え込んだり、温度の差が感じられる気候ですね。

こんな陽気になると体調を崩す方が増えますが、なぜそれが起こるのかを今日はお話したいと思います。

寒い日が続いて急に暖かくなった場合は、それほど問題ではありません。暖かい方が筋肉も緩み、体の動きもよくなりますし、春の気候は気持ちをのびやかにさせてくれます。

それとは逆に気をつけなくてはならないのは、暖かい日からまた急に寒さがぶり返した時です。暖かくなると、体の毛穴が開きます。毛穴は体温の調整を行っていて、暑ければ毛穴は開き、寒ければ閉じます。これは自分の意思とは関係なく体が行っていることですが、この毛穴の開閉がうまく出来ない人がいます。

体力の無い人や、無意味に汗が出すぎる人が特にそうです。暖かくて毛穴が一度開いた状態の時に、気温が急に下がると、体が対応できずにその毛穴から、外邪が進入します。外邪とは東洋医学的な考えですが、みなさんの身近なところでよく使われているのをご存知でしょうか?

それは風邪です。風邪は風の邪です。開いた毛穴に風が吹き込めば、体力の落ちている人は風邪をひいてしまいます。

汗をかいたら着替えをするとか、暖かくても必ず上着をもってでかけるなど、ちょっとした一手間が、この季節にはかかせません。

今回も読んでいただきありがとうございました。

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花粉症

今年は早くも花粉が飛び始めているみたいですね。

その日の花粉の量は、天気予報で情報を得ることができますが、花粉症は何も花粉の量だけで、症状の重さが決まるわけではありません。

花粉症の方はよくわかると思いますが、昨日と陽気はそんなに変わらないのに、今日はさほどひどくないぞとか、昨日はなんともなかったのにと思った経験はあるのではないでしょうか?

症状の出方が違うのはなぜか、それは体の冷え具合によって変わってくるのです。つまり体が冷えているときは症状がひどくでます。

冷えといっても自覚できない程度のものもありますが、目に見えない花粉に体が勝手に反応するぐらいですから、体の微妙な冷えが大きな影響を与えるのです。冷える原因としては、大人に多いのは飲酒、特にビールの飲み過ぎでしょうか、あとは果物をはじめとした生ものの食べすぎでもなります。

子供の場合ですが、子供は本来大人に比べたら、多少の寒さには負けませんよね。つまり子供はエネルギーの塊なんです。そのエネルギーが不足、つまり疲れてくると体は冷えてきますし、元々虚弱な子供は体が冷えていますので花粉症をはじめとしたアレルギー疾患にかかりやすいです。

大人は自分自身でどれだけ節制できるかに加え、睡眠を沢山とることが症状の軽減に繋がります。また子供も同様にとにかく睡眠をとることです。最近の子供は夜遅くまで起きている子が本当に多いです。この点を改善するだけでも、大きな変化がみられます。

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新型うつ?

最近心の病で治療に訪れる方が多いです。ニュースをみていたら新型うつ病が増えているそうです。

仕事中だけうつで、帰宅後や休日は普段通り活発に活動する。自分を責めるのではなく、身近な人間や社会に対して攻撃的な態度になり、休職したとしても会社や同僚かける迷惑などあまり感じない、というのが典型的な症状のようです。

新型うつ病といっても症状的にはこれまで別の疾患名として診断されていたみたいなのですが、うつ病をはじめ心の病で病院にかかる人はとても多く、予約三ヶ月待ちなんてこともあるようです。

心は体と違って、触れませんし、実態がないので、鍼灸で一体どのように治療するんだとお思いになる方はいると思います。しかしできるのです。

体と心は一体、切っても切れない関係にあります。体の調子が悪いと心も沈みがちになってしまうことはだれでも経験したことがありますよね。つまり、心の病を抱えている人は体の調子も必ず悪いのです。体の調子を上向きにすることで、心もそれについてきます。

また例えばうつ病のやる気がおきないというのは、気が足りないということでもあります。足りない気は鍼で補うことができてしまうんですね。ですから鍼灸治療は心の病に対して有効的な手段の一つなんです。

さて最後に報告を。先日不妊治療で治療に通われていた方が出産し、赤ちゃんを連れてきてくれました。本当に嬉しかったです。

こういう出来事がこの仕事の醍醐味ですね。そして励みになります。ますます頑張っていきたいと思います。

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感情と体

最近ホームページをみて来院される方が多くてうれしい限りです。

本当にありがとうございます。

さて今回は感情が体に及ぼす影響について考えてみたいと思います。

東洋医学には五臓が支配している感情があります。七情というのですが、その七つの感情とは、怒、喜、思、憂、悲、恐、驚をあらわしています。

これらの感情を強く抱いた時、その感情を支配している臓腑の調子が悪くなるのです。

また逆にその臓腑の調子が悪いと、臓腑が支配している感情が出やすくなったりします

具体的な例を挙げてみましょう。

例えば肝臓は怒(いかり)という感情をつかさどっています。腹の立つことがあると、肝の病症があらわれます。筋が引きつるとか、のぼせるとか、偏頭痛になったりします。また逆に、日常的にこのような症状を抱えていられる方は、イライラしやすかったり怒りっぽかったりするのではないでしょうか?

抱く感情が強ければ強いほど、体に及ぼす影響も大きくなります。そうすると、肝機能検査の数値に異常がでたりすることもあるのです。

肝にまったく問題がなく、単純に怒りやすい性格ということもありますが、昔は穏やかだったのに最近怒り易くなったと思う人は一度体の調子を見つめなおしてみてください。

そういえば私が小学生の時の担任の先生の好きな言葉で「人間怒ると血が腐る」というものがありました。これは今思えば、実に言い得て妙です。

肝は血をつかさどるといって、肝臓は血液を貯蔵したりと、何かと血液と関係の深い器官なのです。肝、血、怒の関係をうまく表現した言葉ですね。

では今回はこのへんで。

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五月病

四月は新学期の始まり、学生の方も社会人の方も気持ち新たに物事を始める時だと思います。

春は植物が芽を出す季節です。植物が元気な芽を出すためには、冬の寒い時期にしっかり春に向けての準備をしておく必要があります。これは人間においても同じことです。冬にしっかり養生することで春の暖かい陽気とともに、体中にエネルギーが行き渡り、人間は活動的になります。

しかし、冬に体を酷使した人は、春になって始めは活動的にはなりますが、すぐに消耗してしまいます。十分に体を動かすためのエネルギーが蓄えられてないんですね。それで、消耗した結果、やる気がでないといった、いわゆる五月病という状態になります。春はやはり環境が変わることが多いですし、そういったことから精神的な疲労も少なからずあります。それがエネルギー消耗にさらに拍車をかけます。ゴールデンウィークあたりの長期休暇で張り詰めた気が抜けてしまうのも原因のひとつです。

毎年五月病になるという方は冬にどのような生活をしていたか思い出してください。大事なのはやはり睡眠です。冬は夜が長いですね。ということは、自然の流れからも夏よりも睡眠を沢山とる必要があるということです。仕事などでなかなか多く睡眠をとれない方も見えると思いますが、そういう方にとって大事なのは12時前にどれだけ多く寝ることができるかということです。同じ六時間睡眠をするなら、1時~7時まで寝るより、11時~5時まで寝るほうが、質のよい睡眠がとれるのです。このことは、多くの方が経験的にご存知なのではないでしょうか?知らなかったという方はぜひお試しください。

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介護予防運動

随分更新が滞ってしまいました。今日は久しぶりの更新です。

今年は色々なことをしていこうと考えていまして、まず、1月から、介護予防運動というものを始めました。これは介護保険に適応されない方を中心とした、体の機能向上を目指した運動を三ヶ月のプログラムで行っていくというものです。

運動したくても何をしていいかわからない、どこの筋肉を鍛えるといいのかわからない、体が思うように動かないので、外に出て行く自信がない。
そんな方は実は沢山います。こういった方たちに簡単にできる運動を指導するというものです。
もうすぐ第一回目のプログラムが終わろうとします。そして四月から2回目の予定も決まっています。体は歳をとってくると誰でも衰えていきます。若いときのように鍛えても自分の思い通りにいかず、少しでもサボると、あっという間に筋肉が落ちていくものです。
効率の悪い運動は、かえってどこかを傷めてしまったり、体の機能維持をする程度にとどまったりしますが、このプログラムは決して無理をせず、それでいて機能が向上しますので、安心して参加できます。

現在のところ、岡崎市からの委託でやっておりますので、
興味のある方は地域包括支援センターまでお問い合わせください。
 

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難病に鍼灸

だんだん寒くなってきましたね。今年もあと一ヶ月。毎年思いますが一年は早いものです。
今回は難病に鍼灸という話題です。

人間は誰もが多かれ少なかれ病気になります。どんなに健康に気を使っていても、油断をすれば風邪をひいたりしますね。しかし油断したからという理由では片付けられない病気になることもあります。多くは発達した医学によって治療法が確立されていますが、中には原因さえ特定できないものがあります。
もしそのような難病になった場合、鍼灸が治療の第一選択になることはほとんどありません。また仮に選択されたとしても、鍼灸師の方がその疾患の治療をしたことがないという場合がほとんどでしょう。

今回私がいいたいのは、鍼灸が治療の選択肢にあるということです。私のホームページにも鍼灸治療の適応疾患が書いてありますが、あれはWHOで適応と認められたものに過ぎません。
西洋医学が発達する明治時代以前は、鍼灸や漢方などの東洋医学がすべての病気に立ち向かっていたのです。東洋医学はその人の持っている治す力を高めるものですから、この考えに基づけばどのような疾患でも治療ができます。治るとまでは言い切れませんが、やってみる価値はあります。

もし体の調子を崩した時、治療の選択肢に鍼灸を加えていただけたらと思います。

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夏の疲れ

ようやく朝晩が涼しくなってきましたね。今年は本当に暑い夏でした。

涼しさが出てきた頃に夏の疲れが一気にでてきます。

症状としては

①クーラーによって下半身が冷え、のぼせた状態、さらにひどい場合は頭痛までしてきます。

②汗をかいたことにより、体内の水分や血液を消耗し、筋肉に潤いがなくなる。そこから筋肉痛、寝違い、腰痛、足がつるなどの症状がおこります。

③冷飲食のとりすぎで、胃腸が弱っている。

などがあります。夏バテと感じている多くの人はこのどれかに当てはまるのではないでしょうか?

夏バテから早く抜け出せるかどうかは、胃の働きが良いか悪いかにかかっています。これを「胃の気」といって病気の治り具合は胃の気の有無にかかっています。夏バテに置き換えれば、暑くてもご飯をおいしく食べれる人は回復が早いということです。

ということで、まずは胃の調子を整えることが大切です。胃の冷えている場合は温かくて消化のいいもの、胃に熱のあるときはついつい食べ過ぎてしまう場合があるので気をつけなければなりません。たくさん食べれる=胃の調子がいいというわけではないのです。この場合は胃もたれを後におこします。

夏の疲れを清算して秋冬に備えた体を作っておきましょう。

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気がつくと更新が一ヶ月以上滞っていました。

さて今回は「気」のつく慣用句から書き始めましたが、日常茶飯事、この気という文字はいろいろな熟語や慣用句として使われています。

例えば今思い浮かぶだけで熟語では強気、根気、勇気、気楽、気配、気品などがありますし、慣用句では、気が抜ける、気が重い、気をゆるす、気にかかる、気が合うなどがありますね。

気というと、誰もが知ってるようで知らない何とも抽象的で捉えにくい存在として、認識されているように思います。

さて、気とは東洋医学で生命活動を維持するための物質であるとされています。特徴別に、原気(元気)、営気、衛気、宗気の四つに分類できます。簡単に説明しますと、

①原気(元気)

これは親から受け継いだ生命活動の原動力です。つまりスタミナといったところです。

②営気

飲食物から気を得て、血液などの全身を栄養とする物質を作ります。

③衛気

これは外からの邪気(外邪という)の侵入を防ぐのをはじめ、発汗や睡眠、体温などに関係しています。

④宗気

これは自然界の空気を肺に取り入れ、呼吸することを助ける気です。

これらの気がうまく巡らなかったり、足りなくなったりすると、体の調子が崩れてしまいます。原気以外のものは主に飲食物から作られる気ですから、胃が丈夫でしっかり食べれる人は、元気な人ということになります。暑い日が続きますが冷たいものばかりとって胃の調子を崩さないように気をつけてくださいね。

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更年期障害

女性には一生の一時期で更年期と呼ばれる時があります。広義では性成熟期から老年期への移行期をいいますが、一般には閉経を中心とした前後数年の意味で使われることが多いです。

この時期は女性にとって体の節目であり、いわゆる更年期障害と呼ばれる不定愁訴症候群を経験される方が多いと思います。ホットフラッシュと呼ばれる寒熱往来や発汗、冷え、頭痛やめまいなど症状は人それぞれですが、いずれも自覚症状のみで、他覚所見はみられません。

なぜこのようなことが起こるのかと言えば、更年期は閉経に伴い、ホルモンバランスが崩れ、自律神経に失調をきたすと説明することができます。治療はエストロゲンやアンドロゲン投与といったホルモン療法や、心因性のものに向精神薬などを用います。

東洋医学的にも更年期症状は説明できます。やはりポイントは月経です。女性は男性に比べて、気や熱が体の中に向かっていく性質を持っています。気や熱が体内に充満してくると、発散をしなければなりません。女性がおしゃべりが好きなのは気を発散するためですし、熱を発散させる一つの方法として月経が起こるのです。閉経が近づくと生理周期が乱れ、熱を発散させるサイクルも乱れてきます。そうすると体内に熱がこもり同時に気も中に停滞してしまいます。

停滞した熱は少陽経胆径と呼ばれる経絡を昇っていき、極まるとカッと首から上が熱くなり、その後寒気がきます。これがホットフラッシュの原理です。また発散されない熱はなんとか外にでようとがんばります。それが原因で肌荒れを起こしたり、その他の不定愁訴症状が現れてくるのです。

最近では若年性更年期障害と呼ばれる、三十代前半の人でも更年期様症状を起こす方が見えますが、そういう方はやはり月経不順をかかえている場合が多いです。

最後に治療についてお話しますが、西洋医学のホルモン療法は長く続ければ、体は太っていき、発ガン性も高くなるといわれています。しかもやめれば再び更年期の症状がでてくるのでお勧めはできません。

体の変わり目をスムーズに乗り切るためにぜひ鍼灸を試してください。

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女性特有の病②

今回は子宮内膜症の話です。

前回、生理痛は風寒の邪気によるものだとお話しました。そして冷えにより古い血が円滑に排出できずに痛みが起こることもお話しました。

子宮内膜症は生理痛の起こる仕組みと関連が深いのです。月経は古い血を排出し、新しい血に交換するために起こるものですが、それがうまくいかないと、古い血が子宮内に滞ってしまいます。東洋医学的には於血という病理物質になります。

それが子宮内膜症や子宮筋腫の原因となります。この於血を排出するには出産が一番よいのです。よく出産後に生理痛が無くなったとか、生理が順調になることがありますが、これは出産時の出血とともに、於血による滞りがとれるためです。

気をつけなければならないのは、生まれてきた子に影響がでる場合があるということです。具体的にはアトピーや喘息などを発症することがあります。乳幼児で色々な薬を服用する前であれば、鍼灸で早くよくなります。

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女性特有の病

今日テレビで「本当は怖い家庭の医学」という番組をやっていました。女性特有の病についてのテーマでしたので私も同じテーマで数回にわけて東洋医学的な視点からお話ししたいと思います。今回は生理痛についてです。

生理に関する悩みを抱えている人は多くいますね。周期の問題や痛み、情緒の乱れなどはその代表です。その中でも生理痛というのは人によっては仕事を休まなくてはならない程の強い痛みの人もいますし、全く痛くならない人もいます。

ではこの生理痛の原因は何なのでしょうか。その原因の多くは風寒の邪気によるものです。言い換えればつまり冷え痛みです。

なぜ冷えると痛くなるかというと、血行が悪くなるからです。生理は子宮内に滞っている古い血を排出ますが、これが冷えによって円滑に排出できないのです。

この対処方としては前回お話した際にでてきた三陰交というツボに熱い灸をすえるといいです。これだけでも楽になります。下腹部や下半身を冷やさないようにすることも大切です。

次回は子宮内膜症についてお話します。

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安産灸

以前妊婦の健康管理というタイトルで書きましたが、今回は安産灸のご紹介をしたいと思います。

安産灸とは三陰交というツボにお灸をすえることです。三陰交は婦人科疾患の有名なツボなのでご存知の方も多いかもしれませんね。場所は内くるぶし上際のところから指3本分上、太い骨の骨際になります。その辺りを押してみると痛かったり、他のところと比べて、ややくぼんでいたりします。そこが三陰交です。

この三陰交というツボは字の如く三つの陰が交わるところという意味から名前がつけられたものです。陰とは女性をあらわし反対に陽は男性をあらわします。よく本などで載っているツボというのは経絡といわれる気の通り道に属しています。経絡にも陰と陽の経絡があって、そのうち、足を流れる三つの陰に属する経絡が交差する場所が三陰交なのです。

陰は女性ですから陰の気を補うことは女性にとっては健康を保つことにかかせないのですが、うまく陰の気を補えないと調子を崩したりします。陰の気をお灸で補うことによって妊婦の体を安定させることで胎児にもよい影響が与えられますし、また、胎児の成長にも陰の気は欠かすことができません。

実際のやり方ですが、ご自分で行う場合は市販のせんねん灸などでかまいませんが、温かい程度より熱く感じる程度の刺激のほうが良いです。ですから多少刺激の強いものをお勧めします。熱くて我慢できないようでしたら、ピンセットなどで取ってくださいね。また始めるのは腹帯をした頃からです。最初は少なめにそして8、9ヶ月辺りからお灸の量を2~3に増やしてください。またこのお灸は後陣痛にも有効ですので、ぜひ試してみてください。

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花粉症

今年は早くも花粉が飛び始めました。ここ一週間で花粉症の患者さんが増えてきましたので、花粉症の鍼灸治療についてお話します。

花粉症は花粉の量によって症状が軽くなったり、とても辛い日になったりするものですが、それ以外に体の状態によっても、症状が変わってきます。例えば鼻がつまる日もあれば、ダラダラと流れてくる粘度の少ない鼻水が出る場合などです。鼻がつまる場合は体が熱に傾いています。逆に粘度の少ない鼻水は体が寒に傾いています。また冷飲食や水分を取りすぎすぎた翌日は症状が強く現れます。これは胃の冷えが原因です。胃が冷えると胃の働きは当然悪くなります。ストレスも症状が強く現れる要因のひとつです。

鍼灸治療では胃の働きをよくすることを目的とします。また東洋医学では鼻は肺と関係が深いため、肺の気を補い症状を緩和させます。鼻づまりの特効穴として上星やしん会、印堂などが有名です。自分でできる養生法としては、食べ過ぎないこと、必要以上に水分をとらないこと、適度な運動をする、大きい声を出す、それから乾布摩擦なども有効です。

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心の病気②

続きです。

東洋医学では感情はそれぞれの臓腑がつかさどっているという考えがあります。

肝は怒、心は喜、脾は思、肺は悲・憂、腎は驚・恐です。例えば怒りやすい人やイライラしている人は肝臓が病んできますし、逆に肝臓が病んでいる人はそれらの感情が出やすくなります。「人間怒ると血が腐る」などといいますが、肝臓は血液を貯蔵し循環を調整する役割の臓器ですから、なるほどとうなずけますね。

各臓器は感情をつかさどっていますが、中でも心は「心は神を蔵す」と東洋医学で言われるように、精神の中枢的な働きをしています。神というぐらいですから精神活動の中心に立ち、その存在は絶対的で、健康な人は少しぐらいのことでは揺るがないようになっています。また心臓の動きは感情によって他の臓器よりもすばやく大きく変化します。

不安なことがあったり、精神的なダメージを受けると心の中の神が傷害されて、精神が不安定になり、感情を制御できなくなり、体の調子も崩します。中枢が傷害されるので、治るのにとても時間がかかります。心の病の治療が長期戦になるのもこのためです。

最初の方で書きましたが、心は喜をつかさどっています。他の臓腑の感情と比べても、唯一明るい感情です。心の病の予防として、前向きに楽しむことを忘れてはいけません。それができれば心は健康を保つことできるのです。

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心の病気

 当院のホームページの適応疾患のところには精神科系疾患ということで「不眠症、うつ病、自律神経失調症、ヒステリー、神経症」と書いてありますが、これらの疾患を抱えている方は鍼灸院より、まず病院にいかれると思います。心療内科は初診の予約が一ヶ月先までとれないところもあるようで、心の病を抱えている方はかなりの増加傾向にあるようです。特に自律神経失調症や抑うつ神経症は自覚はしていないだけで、その症状に当てはまる人は潜在的に沢山います。

 精神疾患の大きな問題は、処方される薬が依存性のあるものであったり、胃があれたり、眠気がでるといった副作用があることです。心身は一体で、お互い密に関係していますので、心の調子は体に正直に反映され、またその逆もしかりです。ですから心と体どちらか一方だけが健康ということはありえません。心の治療に伴って体の調子を崩しては、治るものも治りません。

 心療内科の先生やカウンセラーの方は精神面からのアプローチで治療をしますが、鍼灸師である私はもちろん体の方からのアプローチをします。心が健康になれば、自然と体の調子は上向きになりますし、体の調子がよくなれば気持ちにもゆとりが生まれ気分がよくなっていきます。

 心はどこにあるのかということについて、ヒポクラテスは「心は脳にある」と考え、アリストテレスは「心は心臓にある」と考えました。東洋医学でも心を独自の視点でとらえています。それについては次回に書くことにします。

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サプリメント

最近は本当に沢山のサプリメントが売られています。これだけ種類が多いと、愛用しているサプリメントが一人に一つは必ずあるのではないかと思うほどです。特に女性は男性に比べて健康意識が高く、気軽に手に入るサプリメントに興味がある人は多いのではないでしょうか。また健康食品に関しても、メディアで取り上げられると、取り扱っているお店ではすぐに完売してしまうものもあるそうです。

よく患者さんに、今~~のサプリメント飲んでいるんですけど、効果は本当にあるのですか?と聞かれることがあります。これについては効果のある人、無い人がいると答えることしかできません。なぜなら体の体質や状態は人それぞれだからです。これは当たり前のことですが、メディアの多くは誰にでも平等に効果が期待できるように感じてしまう宣伝の仕方をします。このために体にいいんだと思い込んで、ずっと服用する人がいますが、それが体に合わないために調子を崩している場合もあるのです。そしてサプリメントは薬ではないので、まさかそれで体調を崩しているとは思わないのです。

ですから現在摂っているサプリメントが自分にあっているのか、効果の有無はどうなのかを一度確認する必要があります。簡単な方法として「オーリングテスト」というものがあります。詳しくは

http://www.baobab.or.jp/~oring/quick.shtml

にのっていますが、サプリメントを口に含んだ状態とそうでない場合で比較するのがわかりやすいと思います。またこの方法は薬でも同じようにできます。

サプリメントについて述べてきましたが、サプリメントは現代人に不足がちな栄養を補うといった目的で存在するものです。が、やはりサプリメントにはじめから頼るのではなく、食生活を見直すところからはじめるのが健康への近道です。

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風邪について

秋の空気が感じられるようになってきましたね。これから段々と涼しくなっていくことと思います。いつまでもクーラーをつけて寝ていたり、窓を開けっ放しでお腹を出して寝ているとすぐに風邪をひいてしまいます。ということで今回は風邪についてのお話です。

風邪をひいたらみなさんはどうしますか?大抵の人は病院にいくか、市販の風邪薬を服用して乗り切ると思います。風邪を治すのに鍼灸治療という選択肢が思いつく人は、なかなかいないと思います。

東洋医学でいう風邪とは文字通り風の邪気のことをいっています。今一般に使われている風邪という言葉の語源は東洋医学にあるのです。では風の邪気とはどのようなものなのか。その特徴はみなさんが肌身感じる風がどのような特徴をもっているのかを考えることで理解できると思います。

まず風というのはちょっとした隙間さえあればそこに入りこんできます。そして常に流動的で移動しています。これを遊走の性質といいます。これを体に置き換えて考えてみると、症状はある一定の場所にいつもでるのではなく、例えば首が痛くなったり、そうかと思えば肩がいたくなったりして定まりません。

次に風が吹けば、木の葉は揺れ動くことから、手が震える、頭が揺れるなどの動きのある症状も風の邪気によるものと考えられます。また風は下から上に浮き上がることから、上半身に多く症状があらわれます。

これらが風の邪気の特徴です。一般に世間で認知されている風邪もそうですが、風の邪気による症状を治すには、邪気を体から追い出さなければなりません。その方法はどんどん発汗させるか、もしくは胃腸風邪であれば吐いたり下痢をしたりすることです。これをきちんと行えば回復が早くなります。この過程を薬で抑えてしまうと、邪気は体に残り、忘れたころに再び活動し始めます。風邪をひいてからどうも調子が悪いといった人などは邪気がまだ体に残った状態であるといえます。

では鍼灸は風邪をどのように治療するかということですが、体にこもった邪気を追い出すべく熱を上げ発汗させる目的で行います。ですから治療をしたら熱がさがるというわけではありません。邪気を追い払うための発熱、発汗は体にとって当然の生理機能なのです。

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妊婦さんの健康管理②

妊婦さんの健康管理の続きです。

○腰痛

胎児の成長に伴いお腹が大きくなり、腰に負担がかかる事で、腰痛が起きやすくなります。ちょっとした動作で、ギックリ腰になってしまう人もいます。妊娠中は腰や臀部に深く鍼を刺すことはしません。手足のツボをうまく使い、遠隔操作で患部に効かせます。ですから、安心して治療が受けられます。

○便秘

胎児もお母さんのお腹の中で排泄をしています。ところが、お母さんが便秘だと、老廃物うまく排泄できないので、胎内環境はよい状態とはいえません。ひどいつわりの原因にもなるようです。鍼灸で習慣的に排便できるように体を整えましょう。

○むくみ

妊娠後期になると手足がむくむ人がいます。腎臓の負担を軽くし膀胱の熱をとることで小便が出やすくなりむくみが改善されます。

○切迫流産

妊娠すると新しい命の誕生とともに母体にも変化が起きます。

鍼灸の診断法のひとつに脈診というのがありますが、妊娠すると肝、腎の脈がしっかりした脈に変わってきます。そういう脈になってくれば、胎児の成長も順調といえますが、脈が沈んで弱々しいと流産しやすいので気をつけなければいけません。

これは、子宮で胎児を育む血流が足りない状態です。原因は下腹部の冷え、過労、精神的ストレスが多いようです。鍼灸で体が温かくなるようにし、緊張をとることで治療することができます。

以上、妊娠中に起きるトラブルについて書いてみました。上記以外の妊娠中に現れる症状にも鍼灸治療は効果があります。

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妊婦さんの健康管理①

妊娠すると体はいままで経験したことのない生理的な変化があらわれてきます。待望の赤ちゃんを授かり夢いっぱいのはずが、体の変化にうまく対応できず、段々と気分が沈みいわゆるマタニィティブルーになってしまう場合があります。そこで今回はそうならないために妊婦に現れる症状について書きたいと思います。

○つわり

妊娠してまず最初に現れる変化はつわりではないでしょうか。これは軽い人もいれば、食事もほとんどとれず、臭いにも敏感になり、こんなに辛いなら二人目はいらないと思うほど気持ち悪くなる人もいます。食べれないことから胎児に与える影響が心配になり、入院して点滴をうける人もいます。つわりは不妊治療を受けた人や胃腸の弱い人、便秘の人、体力いわゆるスタミナの無い人ほど症状が強くでる可能性が高いです。つわりの酷い人ほど肩甲間部から背中が張っています。また、胃の緊張から腹部が張り、水分代謝の悪さからふくらはぎも張っています。治療はそれらを取り除き症状を軽減させます。

○風邪

妊娠中に風邪をひく方は多くいます。これは妊娠に伴う体の生理的変化から説明することができます。妊娠すると体温が少し高くなります。胎児を養うため、体の熱は体内に多くなり、内に熱が集まったことにより体表面が冷えます。ですから油断すると風邪をひきます。妊娠中の風邪で最も問題なのは、普段使用している風邪薬を飲めないことではないでしょうか。鍼灸治療は薬を使わないため安心して治療が受けられます。

続きは次回に。

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今の季節に多い症状

梅雨時期でもあり、蒸し暑い日が続いていますが、近頃来院される患者さんは、こういう傾向の人が多いようです。

それは、首から肩、肩甲間部を触ると熱を持っている人。

こういう人の症状は様々ですが、

1、胃腸の調子が悪い。

2、足がだるい。ふくらはぎがつる。

3、足が冷える。

4、肩、首がこる。ひきつる。

5、腰痛。

6、頭痛、めまい、耳鳴り、鼻炎など、首から上の症状がある。

7、咳がでる、のどが痛いなどの風邪のような症状。

などです。いわゆる、お腹から下は冷えて、胸から上は熱い、状態になっています。

治療は簡単です。

胃腸を整えるハリをして、肩、首、肩甲間部の熱感をとるハリをすると、汗が出て、スーッとして、足が温かくなり、だるさがとれ体が軽くなります。

夏本番になる前、体調を整えておくと、夏バテ知らずで過ごせます。

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補完医療

鍼灸は西洋医学的な立場からすれば補完医療または代替医療という位置づけになっています。補完医療とは現代医学を補完する・補う有効的手段という意味になります。具体的には鍼灸、指圧マッサージ、気功、温泉、食事療法、アロマやハーブ療法などがあります。

つい最近、大阪大学付属病院で補完医療外来を開設するというニュースを聞きました。当面は補完医療の効果を明らかにする臨床研究の枠内での診療に限定されるようですが、一般の患者、家族の相談にも応じるとのこと。

鍼灸治療は「気」をはじめとした現代医学ではとらえにくい概念があり、臨床研究が難しいのです。現代医学的に研究しても、EBM(明らかな根拠に基づいた医療)の証明には時間がかかったり、明らかにすることができなかったりするのです。

しかし大きな大学病院でこのような外来が設けられるということは、補完医療を志向する人々が増加し、関心が高まってきていると思います。

また代替医療は病気を予防するということに重点がおかれていることもあり、今後ますます普及していくことと思います。鍼灸師である私にとっては喜ばしいことです。

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ながら運動のススメ

健康は外から与えられるものではなく、自分でコツコツ育んでいくものです。

毎日の生活習慣や自分の生き様が、心と体に反映されて今の自分があるのです。

病気になるということは自分がどこかで無理をしていたか、間違った生活または食習慣をしていたのか、病気がそれを教えてくれているのです。

それに気がついて、それを変えることが大切です。でもみんなわかっているけど、やめられない、変えられないのです。

そこで無理せずできる「ながら運動」というのをおすすめします。

運動することが体にいいことはわかっています。そして自分が運動不足であることにも気づいています。しかし、ついつい時間がないとか、面倒だということでしない方も多いはずです。

運動といってもジムへ行ったり、何かスポーツをすることだけをいうのではありません。体を動かせばそれだけで運動になるのです。

簡単な運動を、食事や入浴、、掃除などの毎日行う生活習慣に組み合わせて行うことで「運動しなきゃ」と意識せずにできるようになるのです。ですから続けることができます。

例えば歯磨きの時にアキレス腱を伸ばすなどといったことです。

この程度の運動でいいのかと思われるかもしれませんが、運動の目標としては、一日の体のひずみを取り除き、疲れを残さないことです。筋力アップなどは、二の次です。

ながら運動ぜひお試しください。

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