漢方薬②
前回に引き続き漢方薬のお話です。
漢方薬は五臓六腑の崩れたバランスを整えることが目的ということは前回お話しました。
一つ例を挙げてみます。
にきびで悩んでいる人が、ある漢方薬によって症状が治まったとします。それを聞いた人が、自分も同じように飲んでみたけど、いい結果はでなかった。なぜ同じ症状や病名がついているのに、同じ漢方処方が効かないのか。
それは、にきびのできる原因が人それぞれ違うからです。五臓六腑のどこのバランスが崩れているのかを考えて、薬を選ぶ必要があります。ですので、市販の漢方薬を安易に購入することはおすすめできません。知識のある方に相談してください。
五臓六腑はお互いが支えあったり、力を抑制しあったりして、常にバランスをとっています。ですが、何かの弾みで、一つの臓腑が弱るとバランスが崩れてしまいます。そうすると、思わぬ症状が出たりします。漢方薬は本来そうした思わぬ症状に対して処方すべきものではありません。あくまでその背景であるバランスの乱れを整えるものなのです。
また漢方薬もいろんな生薬を組み合わせて作られています。生薬同士が相互扶助しあって、お互い取り込んだり、取り込まれたりして、協調して一つの漢方製剤となるのです。この特徴からも、バランスを整えるという漢方薬の目的が見えてきますね。
今回はこの辺で、最後まで読んでいただきありがとうございました。
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