処方してもらった漢方薬について、この漢方薬は自分に合っているのか?という質問を受けることがよくあります。
漢方薬も医師から処方されたものは保険がきくので、西洋薬とともに処方される機会が増えてきたこともあると思います。
漢方薬は効き目が緩やかだから副作用が出にくいとか、長期に渡って服用する必要があるとか、そういった認識をされている人が多いかと思います。
これについて、鍼灸師でもあり薬種という薬を販売できる免許をもった池田政一先生によれば、自分に合っている処方であれば、一週間も飲めば効果が現れると言っています。
漢方薬は本来、証に基づいて処方されます。証というのは東洋医学的な診断のことです。抱えている症状から総合的に考えて、証を決めます。
例えば、食欲不振、水様便、体が重だるい、お腹が冷えて痛むなどの症状がある時は、脾陽虚証という証が当てはまるのですが、この証に基づいて漢方薬を決めます。同じようにお腹の調子を崩していても、冷えて痛むのか熱をもっていて痛むのかで、すでに証は違ってくるのです。
漢方薬は、五臓六腑の崩れたバランスを整えることが本来の目的ですので、合ってない薬を飲み続ければバランスを乱すこととなり、もちろん調子を崩すこともあります。ですから症状だけをみて漢方薬を選ぶのは避けたほうがいいです。漢方薬は東洋医学の薬なので、東洋医学をよく勉強しているお医者さんか、薬剤師の方に相談するとよいと思います。
自分で手っ取り早く合っているかを調べる方法としては、それがおいしく感じられるかということでわかります。漢方薬はとても苦いものがあったり、味も独特ですが、体が必要としている場合は、不思議と不味く感じないのです。
次回も漢方薬について話したいと思います。
今日もありがとうございました。
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